ご予算や使い勝手を考慮
キッチンのリフォームといえば「流司台をどうしようかな」ということからはじまりますが
- コンロだけ・調理台だけ・シンクだけ入替えたい
- 吊り収納庫だけ・レンジフード(換気扇)だけ入替えたい
- 浄水器だけ取付けたい
- キッチン水栓だけ交換したい
とお考えの方もぜひご一報下さい。ご予算や使い勝手を考慮されお選びいただければと思います。
流司台の種類
コンロ・調理台・シンクが個別に組み合わさったキッチンセットと、 各パーツの上に天板と呼ばれる一枚板をのせて一体化したシステムキッチンとがあります。
キッチンセットの方が安価ですが最近のシステムキッチンにもお手ごろな価格のものも沢山ありますので、「せっかくだから・・・」と見積をとられてから考えてみてはどうでしょうか。
「システムキッチンは高価」という迷信？のようなものを振り払って検討された結果、「思ったほどでもなかったわ」ということになるかもしれません。Ｉ型・Ｌ型・対面型・U型・アイランド型によりコンロ・調理台・シンクの配置、寸法を決め、流司下の収納部分を扉にするかスライド式(引き出し)にするか迷われるところですが、その前に最近希望される方が増えている食器洗浄乾燥機と浄水器の設置をするかしないか、ビルトイン型と据え置き型で流司下の収納部分が大きく違ってきます。
電源が必要な場合すっきり設置できるようコンセントの位置も考慮に入れます。それとうっかりしがちなことは流司台や吊収納庫の高さと奥行きです。使われる方の身長も考慮され使い勝手のよいものを選びましょう。
流司台の材質
次に最も楽しく悩めるカウンター・シンク・扉の色・材質・表面処理を選びましょう。主流はステンレスと人造大理石です。
表面に地模様のような細いラインが施されているステンレス製ものは、キズや汚れが目立ちにくく金属的な冷たさをあまり感じさせません。特別な加工が施されていないステンレス製のものには安価なものが沢山あります。豪華さインテリア性を追求するならほとんどがシステムキッチンの人造大理石製となります。
流司台のシンクにはシングルシンクやダブルシンクなどがあり用途・使い勝手により選びます。材質はステンレス製、ホーロー製が一般的です。流司台の扉はメーカーごとに色・材質共に豊富で、インテリア製に加え、抗菌性やお手入れのしやすさを考慮した鏡面仕上げが主流になりつつありますが、ステンレス・ホーロー・木製・化粧シートなどお手ごろな価格のものも沢山あります。
流司台のコンロ
熱源によってガスコンロとＩＨクッキングヒーターに分かれます。ガスコンロはガスの種類(プロパンガスか都市ガス)によって選び、火力が強く使い慣れた方には手早く調理ができます。
過熱防止機能や安全装置の付いた機種もあり安心です。ＩＨクッキングヒーターは電源が必要で、手を載せても熱くなく安全で鍋を載せると加熱されるというものです。火を使わないので空気の汚れが少なくガス漏れの心配もなく安心して使えます。
キッチン水栓
従来の壁付水栓は少なくなり台付のシングルレバー水栓が多くなりました。加えて最近ではシャワー付きのシングルレバー水栓も増えています。
食器洗浄乾燥機と浄水器
ビルトイン型と据え置き型で流司下の収納部分が大きく違ってきます。食器洗浄乾燥機と浄水器の設置を見送られる場合でも「いつかは・・・」と思われる方、すっきり収まるビルトインタイプかコンパクトな据え置型か設置姿を想像したプランとし、将来の夢につなげてはどうでしょうか。
流司まわりの模様替え
タイルやキッチンパネルの貼りかえで明るく和めるキッチンへ変身させてみませんか。タイルには豊富な色や模様が多数あり目地材も汚れにくいものが開発されており、個性的なキッチンへと変身させられます。近年お手入れのしやすいキッチンパネルの普及がめざましいですが、これは不燃板に樹脂加工処理されたものです。
タイルのお手入れ
タイルは「メジの掃除が大変！」なんて敬遠しがちですが方法によっては丈夫でキズのつきにくいです。タイルほど楽に掃除できるものはありません。こつは洗剤が下に垂れることを恐れないこと！下に垂れた洗剤も味方につけること！「あっ、垂れたイヤだなぁ」って思わず「垂れてくれてありがとう、それは下の掃除の分ね」って思うこと。このふたつを覚悟できればストレスなく短時間でピカピカになります。
古くなってお暇をとらせようと思っているスポンジに再出発の機会を！濃い目の洗剤をつけ食器を洗う要領でふた拭き、み拭きすればそれほど力を入れなくてもきれいになります。下に垂れた洗剤もついでにごしごしすれば流司台も床もピカピカ、一石二鳥。その後はよごれが気になるところだけタイル専用スポンジでマメにチョコチョコこすればいつもきれい！
・・・「って、マメにできないから大変なんだけど；＾＾」